土づくりから東洋哲学を思ふ①

なんちゃって。
かっこよさげな見出しをつけてみました。
ただ、本の紹介したいだけです。

こんにちは。
飛騨の漢方専門動物病院「はるじろう漢方ペットクリニック」の佐藤千絵子です。

野菜を育てるのに、わざわざ土を買わないと出来ないことに、子供のころから違和感がありました。
土ってそこら中にあるものなのに。
でも、そこら中の土はだれかの所有地。
自分の土地を持っていない限り、土を買うしか方法がないんですね~。

買った土は、殺菌消毒されていて、虫もわかない、
おまけにすでに肥料まで入っているものも!なんて便利!
そして、品種改良された消毒済みの種を植えて、化学肥料を追加しながら育てる。

野菜は育てたいけど、そういうことがしたいのではない気がしていました。

子供のころからの違和感が大人になった今もプスプスしています。


我が家の雑草だらけの畑のお話をさせて下さい。

飛騨にきて、畑に触れる機会に恵まれまして、ほとんど放置状態ではありますが、
少しばかり野菜を植えてみたりしています。

はじめの年は、以前の肥料が残っていたのか?まあまあ収穫できました。
次の年は…あんなに豊作だったピーマンも小さく少量に、きゅうりなんて、小さい実が1個ついただけ。

周りの野菜と比べて、我が家の野菜はなんて貧相なんでしょう!

まあ、何もしていないので当たり前です。

土がものすごく痩せているのだと思います。
15~20㎝掘ると、もう粘土層で硬くなっています。

畑初心者の私、「がってん農法」で畝を作ったり、大豆をたくさんまいてみたり、
自分流に色々試してみますが、いまいち成果につながりません。自分流がいけないのですが…

もっと土が元気になるような方法はないものかと思っていました。


そして、
「土を育てる」(著ゲイブ・ブラウン)という本を読みました。

本の内容を書き連ねたいところですが、ぐっとこらえます。

本の趣旨は「再生させる」という意味を持つ、「リジェネラティブ」な農法の紹介です。

ものすごく簡単に言ってしまえば、植物は地下の真菌や細菌と情報伝達の仕組みをもっていて、
その地下の生態系を育てることが生きた土を蘇らせることになり、
昔のような栄養価の高い植物がそだつようになる。

もう少し言うと、植物の根と共生関係を作る菌根菌が大事で、
この菌根菌は宿主が必要とする栄養素を取り入れる助けをして、
代わりに宿主の根から分泌される炭素化合物を受け取るということをしています。
この菌のおかげで植物のミネラルや他の栄養素の吸収量が格段に違ってくるそうです。
そして、菌根菌の菌糸は1種類の植物だけではなく、何種類もの植物とつながることが大事なんですって。
(これ、NHKスペシャルでもやっていました!(超進化論)めっちゃおもしろいです!)

つまり、耕さずに、多種類の植物を育て、菌を育て、生物多様性を豊かにしていくことが、
良い土になり、生きた土壌といわれるものになるということ。

まあ、なんていいことを聞いたんでしょう。
草ぼうぼうの我が畑、生物多様性のために間違っていないんだわ!
と都合のいい解釈をして、そして、今後の方向性を定めるために、勇気づけられました。
畑には、たくさんの野菜や花、虫、カエル、ミミズ、鳥などなど、多い方が楽しいですものね!

私のプスプスはこれだったのかも!
土や草や虫たちと触れ合いながら、野菜を育てたい。
そんな風に思っていたのかも。

我が家の畑の場合は、頑張って収穫量を増やすことに躍起にならず、和む畑になればそれでいいかな。
そのうち、土の下の生態系が豊かになって、収量もそれなりに増えてくれるといいな。

そんな風に思わせてくれた本でした。


ただ、品種改良された新しい穀物の多くは、菌との接触なしに人工培養されているため、
菌根菌と共生関係を築く力を持っていないそうです。
これらの品種は一生人工栄養素に頼らないといけないようです。

今年は遅いけど、来年以降は固定種や在来種の種で継代していけるようになるといいなぁ。


次回もリジェネラティブ農法。
次回こそ、「東洋哲学」思ふてみます!

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