春の養生②

こんにちは。飛騨の漢方専門動物病院「はるじろう漢方ペットクリニック」の佐藤千絵子です。


やっと桜が咲いたかと思うと、あっというまに散ってしまいました( ノД`)
まだ、朝晩は寒いですが、体調は崩していないでしょうか?


春は、肝と関係が深いとされています。

東洋医学でいう肝の働きは、代謝や解毒に関わったり、血を貯蔵したり、
情緒をコントロールしたり、気を巡らせたりします。


春は冬の間に隠れていたすべてのものが、芽を出し活動的になり始める時期で、
動物たちのからだも活動的になり、気血の巡りが活発になります。

冬の間にため込んだ老廃物や有害物質を解毒しようと、肝はフル稼働します。

春は、この肝への負担が大きく、不調が起きやすくなります。


また、この時期は、飼い主さんも生活環境の変化などでストレスが多くなりがちです。
ペットも飼い主さんのストレスを敏感に感じ取り、ストレスをため込んでしまう子がいます。

ストレスは肝の気の流れのバランスを乱し、消化機能にも影響を及ぼします。
そのため、この時期に下痢をしやすくなる子、食欲のなくなる子がでてきます。


肝の不調により気の巡りが悪くなると、
イライラして怒りっぽくなったり、よく吠えたり、おならやげっぷが増えたします。

気の巡りが悪いと体が張るので、動物は自分で何とか解消しようとして
ウロウロ落ち着きなく動き回ったり、
耳の後ろや脇腹を掻いたり、
体中をなめまわすこともあります。

また、肝は目に開竅するといわれており、肝の不調は目に現れやすいです。
春になると、目が充血したり乾燥したりする子は肝が疲れて熱をもっている可能性があります。

春の陽気の上昇する性質の影響を受け、肝の気と熱も上昇しやすくなります。
人ではのぼせやほてり、ふらつきなど訴える場合が多いです。
高齢のわんちゃんでは、腎の衰えも重なり、この肝の気を抑えることができずに、てんかん様発作や前庭障害が起こりやすくなります。


症状が重い場合は、受診して漢方薬治療などを受けられることをお勧めしますが
春に関連して、なんとなく調子悪いかなというくらいであれば、春の食養生を積極的にとりいれるといいと思います。

春にはやはり旬の葉野菜がおすすめです!

春に勢いよく成長させた、茎、葉は肝の高ぶり(イライラ)をおさえてくれるとされています。
セリ、ふきのとう、菜の花、青梗菜、タラの芽などがありますが
これらはさらに、苦み成分も含まれ、春にこもりがちな熱も追い出しやすくします。
動物には、ゆでたものを細かく刻んで少量からあげてみてください。
香りのよい紫蘇、セロリ、春菊も気を巡らせるおすすめ食材です。
春キャベツは胃腸の働き、肝の解毒力をサポートします。


さらに、気が滞っている子は体がパツパツに張っている子が多いです。

我が家のビビり症のじろは、からだが硬く、背中の皮膚があまりつまめません。
マッサージしたり、皮膚をつまんだりを少しずつやっています。
対する、おっとりのんびりやのはるは、皮膚のよく伸びる子です。
対照的な性格は皮膚にも反映されていましたよ!(^▽^)/

体表には衛気(えき)という体を防御しているシールドのようなものがあります。
皮膚つまみマッサージは気血を巡らせることで、この防御能を強化します。
痛くならないように、広めに皮膚をつまんで離すというマッサージを、
背中を中心に、ぜひ健康な子にも行ってください!

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