こんにちは。 飛騨の漢方専門動物病院「はるじろう漢方ペットクリニック」の院長佐藤千絵子です。 我が家の愛犬じろのことです 先日、朝散歩に連れて行こうと外に出ると、しきりに頭を振りだしました。 これまでにない激しい頭振りです。 中に何か入ったかと耳鏡で覗いてみると、 ありました!草のノギです。 直視では見えないし、ピンセットで届くようには思えない。 でも何とかして取らないと! 当院では手術をしないので、麻酔設備もなく、異物を取るような専用の機械もおいていません。やれる範囲でやるしかありません。 耳の洗浄液で取れたらラッキー。液入れて吸引してみよう。いろいろ試しました。 でもノギはそんなことでは取れません・・ やはり直接ピンセットで、なんとか取るしかなさそうです。 吸引のおかげでノギの先端がなんとか少し見えるようになりました。 数十分格闘した末、やっとノギはとれました! 取り出したこのノギ。散歩に行くとよく犬の体にくっついていてとるのにいつも苦労していたやつです!毛の奥の地肌に刺さってる~ってこともよくあります。 芒(ノギ)とは稲科植物の実の殻にある針状の毛のことを言うらしいです。 私はこの形状の草の種のことだと思っていました。 よく動物病院に足のケガが治らないと連れてこられる症例に、実はこのノギが原因なことが多いのです。 このノギは一方向に刺さるけど逆には抜けない形状になっていて、どんどん体の奥にはいっていってしまうのです。手術で取らないといけなくなることもあります。原因がわからず困っていると反対側から出てきたというエピソードもあります。 じろの場合も耳の入り口にあったものが少しずつ奥に入って行ってしまったのでしょう。もう少し奥までいっていたら、麻酔もしくは鎮静をかけての処置が必要になっていたと思います。 みなさんも犬の散歩の際、このノギに十分注意してくださいね~ そして特に足回り、耳の近くは念入りに残っていないかチェックしたほうがよさそうです! ちなみに今回のこの植物、おそらくチカラシバだと思います。よく観察してみると道端に結構たくさんあります。 恐怖の植物として我が家では認定されました。



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